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【生クリームの泡立て方】ポイント解説  生クリームの上手な泡立て方の具体的なポイントを解説します。

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おはようございます tukikeki です。

今日も、定番生地で作る お菓子版 お母さんの味 を一緒に学んでいきましょう。

今日のテーマはこちら【生クリームの泡立て方】について解説をしていきたいと思います。

おすすめの活用法

レシピを手元に置きながら記事を読むと全体の流れを把握しやすくなります。

動画も見たり、時にはメモを取りながら、ご自身の使いやすいカタチ、活用しやすいカタチに していただけたらと思います。

それでは解説を始めていきたいと思います! 

みなさんは生クリーム泡立てたことありますか?泡立てたことがある方は、上手に泡立てられましたか?泡立てるときに使ったクリームは純生クリームでしたか?それともホイップクリームでしたか?。出来て食べたクリームの味はいかがでしたか?ちょうどいい甘さになっていましたか?それとも、後味が少し良くない感じがしましたか?
クリームの状態はどうでしょう?なめらかなクリームになったでしょうか?それとも、なかなか泡立たなくて諦めてしまったり、泡立ったは良いけれど見た目がボソボソした生クリームになってしまったりはしませんでしたか?今回の解説では、生クリームの上手な泡立て方の具体的なポイントを押さえながら解説していきたいと思います。
tukikeki が紹介するのは手で泡立てていく方法です。泡立てるとき機械を使えば簡単ですが、あえて手で泡立てていきます。みなさん覚えていますか?生地作りは生地と対話しながら作ること。でしたね!。さぁ今回も一緒に勉強していきましょう!。あきらめずに続けていけば必ずできるようになります!。是非、チャレンジしてみてください。

材料の買い出し

必要な材料を見ていきましょう。

  • 38%生クリーム(38ぱーせんとなまくりーむ)
  • グラニュー糖(ぐらにゅーとう)
  • VSOP(ようしゅ※お酒のこと)
  • コアントロー(ようしゅ※お酒のこと)

生クリームを泡立てるときに必要な材料はこれで全部です。節約したいときは洋酒2種類とも抜いてください。洋酒は風味付けで使っているので、生クリームとグラニュー糖だけでもちゃんと泡立ちます。おいしいクリームも作ることが出来るので安心して下さい。生クリームは38%以外にも35%や42%から47%のモノが売られています。数字が高いほど脂肪分が多めになり濃厚差が出てきます。今回紹介している200ml程度の量だとさほど差は感じないと思います。なので、買いに行ったときに安く売っているモノがあればそちらを選びましょう!

生クリームのこと少し説明しておきます。スーパーに行くと、いろいろ売っていますね。純生クリーム、ホイップクリーム、絞り袋に入ってるホイップクリーム。どれもスーパーで手に入れることが出来ます。
純生クリームは、フレッシュクリームと書いてあることもあります。値段は1パック200mlで300円前後から。私は味も風味も純生クリームがおいしいし好きなのでこの純生クリームを使います。ケーキ屋さんは純生クリームを使っていることが多いです。乳脂肪分の高いクリームを選ぶと値段も少し高くなります。私は乳脂肪38%と47%のクリームを使い分けています。今回は脂肪分38%の純生クリームを使っていきます。

次は、ホイップクリームです。値段は1パック200mlで150円前後から。原材料は植物油脂や安定剤などを使っています。特徴は純生クリームと違って、扱いやすいこと。クリームの状態が安定しやすいように作られているクリームです。初めてのお菓子作りでデコレーションをするぞ!。ってときはホイップクリームも選択肢の一つになると思います。なんといっても失敗しにくいです。デコレーションするときにクリームを絞りますが、もう一回やり直したいな。うーんもう一回。と、こんな経験みなさんはありませんか?。このやり直しが比較的しやすいのがこのホイップクリームです。ただし、その分、味や風味は純生クリームと比べても劣るのかなと私は思います。

次は、袋に入ったホイップクリーム。袋に入っているのは、冷凍されて売っていることが多いです。絞り袋という透明な袋に入っていて、解凍したらそのまま絞って使うことが出来ます。泡立てる手間がいらない、クリームを袋に移し入れることもしなくていい、すぐ使える便利なホイップクリームです。

tukikeki かかりつケーキ家では純生クリームで解説していきます。生クリームの泡立て方や扱い方も今回詳しく解説していきます。みなさんは是非、純生クリームで作るお菓子作りをマスターしていってほしいなと思います。

道具の準備をします

ひとつずつ見ていきましょう。

  • 氷水を入れる用のステンレスボール
  • 計量器
  • お家にあるスプーン
  • ホイッパー
  • ゴムベラ
  • サランラップ
  • アルコール消毒液
  • ゴム手袋
  • ステンレスボール
  • お家にある食器
「よくある質問コーナーです」:氷水を入れる用のステンレスボールって何に使うの?
これは、純生クリームを冷やすために使います。くわしいことは、仕込み(生クリームを泡立てる)の所で解説していきたいと思います。
「よくある質問コーナーです」:ゴム手袋はどんなものを買えばいい?
薄手タイプ。パウダーなしタイプ。出来れば青色など色付きのモノがおすすめです。

パウダー有のタイプは肌が弱い方は手が赤くなったり、かゆくなったりすることがあります。厚手タイプは作業がしにくくなります。素材はゴム手袋をおすすめします。ビニールタイプだと手に持った道具が滑りやすくなるからです。色付きが良い理由は透明や白色だともし破れてしまったときにそのかけらが見つけにくいからです。以上参考にしてみてください。

「よくある質問コーナーです」:生クリーム ステンレスボールで泡立てても大丈夫?
私はふだんはステンレスボール、ステンレス製のホイッパーで泡立てています。

気をつけることは、ホイッパーをステンレスボールの底や側面にあてないことです。黒っぽいカスのようなものが出てきてしまいます。とはいえ、どんなに気をつけている人でも出てくるときは出てきてしまうので、ガラス製のボールを使うのも解決策の一つです。それ以外にも、使用する道具や作業台は清潔に保つように心がけることも大事です。

以上参考にしてみてください。

次に進みましょう(; ・`д・´)。

氷水を準備しよう

氷水を入れる用のステンレスボールに、氷をボールの3分の1位まで入れてください。

  • 水をはります。
  • 水は氷がつかる程度まで入れます。

出来ましたか?

ここで『コツ』のお話です。
氷水を入れたステンレスボールの下に、ぬれ布巾を置いてください。これで、氷水の入ったステンレスボールが動かなくなるので作業性が上がります。

次に進みましょう(; ・`д・´)。

計量する(材料を計る)

作業に入る前に衛生面の確認と準備を済ませましょう!

①道具は汚れていないですか?

②道具は破損していませんか?

③道具をアルコール消毒をしましたか?

④生ものを扱うときは、手洗い、手指(手と指)の消毒も忘れずに行いましょう。

⑤ゴム手袋を身につけて作業することも大切です。

⑥ゴム手袋を身につけた後は、ゴム手袋を身につけていても作業する前は同じように手指(手と指)の消毒を忘れずに行いましょう。

準備が出来たら

  • レシピを見て計量していきましょう。

少し余談になりますがボールの大きさについてお話ししたいなと思います。

今回、生クリームを計る用のステンレスボールの大きさは24cmとレシピには書いてあります。今回、使う生クリームの量は200mlとなっています。作る方によってはボールの大きさが一回り小さい21cmが使いやすい方もいるかもしれません。1回作ってみたときに、レシピの余白にボールの大きさをメモしてみてください。だんだんとこの量ならこれくらいの大きさのボールが合っているんじゃないかと推測できるようになってきます。今まで学んできたほかのレシピについても同じようなことが言えます。是非、レシピの余白を有効活用してご自身が見やすくて使いやすいレシピにしてみてください。

話を戻したいと思います。

  • 計り終わったものにはラップを軽くかぶせておいてください。

生クリームを計量したら、準備しておいた氷水につけて冷やしておいてください。

次に進みましょう(; ・`д・´)。

仕込み(生クリームを泡立てる)

生クリームはホイッパーを使って最後まで泡立てていきます。ハンドミキサー(機械)はつかいません。

ハンドミキサーを使えば簡単なのになー。確かにそうです。でも、 tukikeki が紹介する生地作りは『生地との対話』でしたね。覚えていますか?。クリームの状態をみながら優しく泡立てていくことがおいしく作る『コツ』なんです。ただし、量が1000mlとかの量になってしまったときはさすがに機械を使うんですけれどね(。-∀-),,。それでも、300mlくらいまでの量のときは、ホイッパーを使って手で泡立てることをおすすめします。

泡立てにかかる時間の目安は15分~20分くらいかかるんだなと思ってください。

それでは、生クリームを上手に扱えるようになる『コツ』をお伝えしていきたいと思います。

6分(ぶ)だて まで泡立てる⁈です。

いきなりなんのこと⁉と思われた方もいるかもしれません。

でも、コレ大事なんです。

生クリームの状態を順番に解説していきたいと思います。

0は液状の状態です。

パックに入っている生クリームがこの 0 液状ですね。

次に10の状態を考えていきましょう。

10は皆さんのイメージする角の立った、いかにもクリーム!といった状態と仮定します。

そうすると6分(ぶ)だては,,?

どうなるでしょう?いかがですか?柔らかめの保湿クリームくらいですか?柔らかめのヨーグルトくらいですか?イメージだんだん湧いてきましたか?

お菓子作り的に表現すると、ホイッパーでクリームを持ち上げようとするけれど、ほとんど持ち上がらないけれど少しだけ持ち上げられそうな状態まで泡立てる。となります。

ちょっとややこしい,,と思われた方いるのではないでしょうか?がんばってついてきてくださいね。それでも、お菓子作り的な表現は難しいと思います。

例える硬さは、実際にみなさんがやってみて、イメージしやすいモノを見つけていってもらうのが一番良いのではないのかなと思います。

それでは、泡立て方の解説をしていきたいと思います。

  1. 生クリームにグラニュー糖をすべて入れてください。
  2. グラニュー糖がなくなるまで優しく混ぜ合わせていきます。
  3. 氷水で冷やしながら、ホイッパーで優しく泡立て ていきます。
  4. 6分(ぶ)だてまで泡立てたら、出来上がりです。

すぐに使わない時はラップをして、冷蔵庫で保管します。その日のうちに使い切るようにしてください。

デコレーションするときやスポンジ生地にクリームをぬるときはスプーンを使って8分だてまで泡立てて使います。

ここで『コツ』のお話です。
生クリームを上手に泡立てるにはどうしたらいい?
ちょっとボリュームありますが一緒に勉強していきましょう!

泡立てる工程に入る前の取り扱いも実は大事

スーパーなどで生クリームを買った後、取り扱いには注意が必要です。生クリームは振らない。余計な振動を与えない。買ってから使うまでの間はこのことに気をつけていきましょう。

泡立てる前のひと手間をおしまない

使う道具は油分や汚れがついてないかしっかり確認。このひと手間が、何倍もおいしさがUP⤴する秘訣です。

泡立てるときは「音を聞き分けて」

問題です。みなさんは、ホイッパーをステンレスボールの底や横にあてるとどーなると思いますか?

「音♪が鳴りますよね」

合格の音は「シャカシャカ♪リズミカルな音♪」

不合格の音は「ガシャガシャ、ガチャガチャ、ズリズリ」です。

みなさんはどんな音が鳴っていますか(・ω・)?。

もし、合格の音が出来るようになったら

次は、この音を鳴らさないように出来るかやってみましょう!。

これが出来るようになると上級者レベルです。

泡立てるときは「氷水でしっかり冷やしながら」

氷溶けてしまっていませんか?

生クリームを冷やしながら泡立ててあげることで状態の良い生クリームを作りやすくなります。氷水でしっかり冷やすのが『コツ』です。

「ホイッパーを上手に使えるようになろう!」

ホイッパーを使うと手が痛くなってしまったり、腕が疲れてしまっていませんか?

身体全体を使って良い姿勢でリラックスしながら泡立てることでホイッパーを上手に使いこなせるようになってきます。ホイッパーを使いこなすのが『コツ』です。

≪ホイッパー≫についての詳しい解説はこちら tukikekiblog にある記事

アイスボックスクッキーやスポンジケーキのときは力任せに進めてきてても何とかなってきたのですが、生クリームは力任せに混ぜてもうまく泡立ちません。しかも液状のため、生クリームの泡立て始めはホイッパーを使ってかき混ぜてみても手ごたえがありません。

手ごたえがないというのは、これちゃんと混ざってる?のかなーっといった感覚のことです。初めてのときはどうやってクリームが泡立っていくのか、イメージしながら作ることは難しいと思います。でも、最初はこれで構いません。この感覚を身体全体で感じながら少しずつ慣れていきましょう。

感覚や想像力、イメージ力みたいなモノを育てていく感じですね。

だんだんと慣れてきますから大丈夫です。それでも、最初は手首にガチガチに力が入ってしまったり、泡立つまでに時間がかかってしまって疲れてしまうこともあると思います。

こんなに大変なん?って感じてしまうこともあるかもしれません。でも、ここを乗り越えるとグッとお菓子作りの技術力が格段にUP⤴すること間違いなしです!!

初めのうちは細かな部分はあまり気にせずに、全体の流れをザックリつかんでいきましょう!こんなふうにするんだなってくらいでOKです。少しずつ慣れていけるように一緒にがんばりましょう!

今日の まとめ です

いかがでしたか?

tukikeki の生クリームの泡立て方。

1回目は必要なモノを揃えることや、作り方を追っかけることで精いっぱいだったと思います。

最後までがんばったこと。ひとつのお菓子が形になったこと。どちらもとってもすごいことなんです。今日上手く出来た方も、そうでなかった方も本当にお疲れ様です。 これからもおいしい生クリームを泡立てることが出来た時の達成感や大切な人が「おいしい」と言ってくれた時の幸せな気持ちを大切にしながら繰り返し作り続けてみてください。

最後に生クリームがなくても、ホイッパーを使う練習が出来るので紹介しておきます。

ボールに水をはって、水を生地に見立てて練習することが出来るので試してみてください!

作るのに慣れてきたら、フルーツのピューレを加えてみたり、洋酒で香りづけしたり、いろいろアレンジしてみてください。ピューレはフルーツなどを柔らかいドロッとした半液状にしたモノをイメージしてもらえたら良いと思います。


おまけのコーナーです。

この【生クリームの配合】開発秘話ヒストリーです。

私は普段2種類の生クリームを組み合わせて使っています。この組み合わせに至るまでに仕入れ業者さんにお願いをしてサンプルを提供していただきました。本当にいつもありがとうございます。この場をお借りしてお礼を言わせていただきます。ありがとうございます。

いただいたサンプルを組み合わせて表を作りました。それぞれの分量や割合を変えてみたりもしました。例えば、生クリームはいろんなものを組み合わせて見たり、グラニュー糖の量は生クリームの量に対してどのくらいの割合で加えるか考えて見たり、その配合で試作品を作ったりしました。試食してみてイメージと違うものは辞めて、イメージの近いものはより分量や割合をつき詰めていきました。最終的に後味も良く、食べやすい、イメージ通りの配合が出来上がったと思います。 tukikeki がこのサイトで紹介している定番生地との相性も良い生クリームに仕上がっていると思っています。みなさんも是非、真似してみてください。一緒においしい定番生地を作っていきましょう!

是非、繰り返し繰り返し作り続けてみてください。

最後まで読んでくださり

ありがとうございます

“(-“”-)”

tukikeki