菓大で紹介する
パウンドケーキは
バターを『溶かしません』
(・・?
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バターを溶かして作ってしまうと
卵を入れても分離してしまいます
(分離については後ほど解説します)
つまり、
生地がうまく作れない
という結果になります
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なぜそうなるのか
順番に見ていきましょう
(^^♪
📝実際に作る過程を例にして、解説していきます
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パウンドケーキを作るとき
まず、バターを使います
そして、
一番最初にすることは
バターの柔らかさを調整することです
硬さの目安は、ちょっと堅めの粘土です
それでは、手順を見ていきましょう
_(._.)_
- バターを軽くラップで包みます
- 手でギュっ、ギュッ、もんでください
- 粘土みたいに柔らかくなるまでもんでください
- 柔らかくなったら、ステンレスボールに戻します
ここで問題!
硬さの目安は・・・
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そう!
ちょっと堅めの粘土です
(・_・;)
これで、
バターの柔らかさを調整するための
知識が身につきました
٩( ”ω” )و
その他の「コツの話」
✅電子レンジを使って、バターを柔らかくする方法もあるよ
10秒ずつ温めながら、バターを少しずつ柔らかくしてもんでいく方法もあります。でも、気をつけてください!このやり方だと、バターが溶けて液体になってしまう事があります。液体になってしまうと、もう元には戻せなくなります。必ず10秒ずつ。ちょっとずつを守って柔らかくしていってください。
ちなみに私はバターを常温に置いておいて自然に柔らかくなるのを待つ方法でやっています。皆さんも慣れてきたらこの方法でやってみてもらえたらと思います。
✅卵が分離するのはバターの柔らかさが関係してる?
みなさん、バターのかたさはどのくらいだったでしょうか?…覚えていますか…
そうそう、ちょっと固め でしたね。
ここで、2つのレシピを見比べていきましょう
パウンドケーキとアイスボックスクッキーそれぞれのレシピを見比べて、バターと卵の量の違いに注目して見ていきます。※無塩バターと発酵バターは同じバターとして扱います。
パウンドケーキはアイスボックスクッキーよりも、たくさんの卵を使っているのが分かりますね。
パウンドケーキはたくさんの卵を使います。そのため、バターを溶かしてしまったり、柔らかすぎたりすると、あとから入れる卵と混ぜ合わせることがとても難しくなります。つまり、分離してしまうんですね。。。それを防ぐためにバターの柔らかさを調整することが大事になってくるんです。
つまり、
パウンドケーキを作るときはバターはちょっとかための状態で調整することが卵を分離させないための一つの『コツ』になるんです。