②小麦粉の原料(もとになる材料)って何?
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それは小麦
小麦粉は小麦を製粉(せいふん)して作ったモノです
だから、小麦粉の原料(もとになる材料)は小麦となります
くわしく見ていきましょう
➊
製粉(せいふん)むずかしい言葉ですね。
これは強い力を加えて、小麦を細かくして粉にすることです。
その小麦にはいろんな種類があります。
❷に続く….
昔は平たい石でつぶしてすって粉にしていたニャァ。
❷
小麦の種類を理解するために3つの項目に分けて紹介します。
✅胚乳(はいにゅう)の硬さ=タンパク質の含有量
✅種粒の色
✅栽培時期
それぞれを細かく見ていきましょう
✅胚乳 (はいにゅう)の硬さ=タンパク質の含有量
- 硬質小麦(ハード)
- たんぱく質の含有量が高い 胚乳が硬い
- 別名「ガラス質小麦」
- 主に強力粉の原料
- 軟質小麦(ソフト)
- たんぱく質の含有量が低い 胚乳が軟らかい
- 別名「糖質小麦」
- 主に薄力粉の原料
✅種粒の色
- 濃褐色(ダーク)
- 赤色(レッド)
- 琥珀色(アンバー)=くすんだ赤みの黄
- 白色(ホワイト)
- ※種粒の色は、胚乳を包んでいる「種皮」の色により決まる
- ※硬質小麦(ハード)の場合 胚乳の色が濃いので さらに濃く見える
✅栽培の時期
- 冬小麦(ウインター)
- 秋に種まき
- 翌年の初夏(5月ごろ)に収穫
- 春小麦(スプリング)
- 春に種まき
- 夏から晩秋(7月頃から11月頃)に収穫
- 冬期の寒さが厳しい地域で栽培されることが多い
- 硬質小麦(ハード)の場合 製パン性の良い(パン類、クッキー類を作るのに適している)モノが多い
次は、この小麦が実際に商品として売られる時の名前(銘柄)の付け方を見ていきます。
❸に続く….
銘柄(めいがら)、取引される品物の名前のことニャァ。これから説明していくのは小麦の品物、商品の名前。 みんなが想像しているのは小麦から小麦粉になって、スーパーで売られているモノ。これから説明するのは小麦の品物、商品の名前ニャァ。頭の中、ゴッチャニならないように気をつけてニャァ。 小麦粉と小麦だから、ヤヤコシヤ….ヤヤコシヤ、ポン♪だニャァ。
❸
小麦の銘柄(名前)の付け方について説明します。
小麦の種類を3つに分けましたね。これに生産地名(小麦を作った場所)をくっつけて名前を付けます。
たとえば
アメリカ産の軟質小麦で種粒の色が赤く、
秋に種をまいて翌年の初夏に収穫するものは
「アメリカ産ソフト・レッド・ウインター」
と呼ばれています。
参考文献:新版 お菓子「コツ」の科学 河田昌子 (柴田書店)
なるほどニャァ。
少しわかってきたニャァ。
まとめ
今日は、小麦粉の原料(もとになる材料)は何?でした。
小麦粉は、小麦を製粉(せいふん)して作ったもの。
だから、答えは、小麦!
そして、小麦にはいろんな種類があって、それを理解するために3つの項目に分けて理解を進めました。
✅胚乳(はいにゅう)の硬さ=タンパク質の含有量
✅種粒の色
✅栽培時期
これに栽培時期を付け加えて、小麦の銘柄(めいがら)品物の名前が決められていることを学びました。
みんな、お疲れ様ニャァ。
参考文献:新版 お菓子「コツ」の科学 河田昌子 (柴田書店)